この頃のアイドルをビジネスでみると、テレビ・ラジオ出演（歌手として、人によってはドラマ俳優として）、CM、レコード歌唱印税、雑誌取材、営業、そしてブロマイド売上など、ほぼ本人稼働で稼ぐタイプでした。
まだ肖像権や出版権など印税での収入モデルが出来上がってない時代だったので、テレビやCMなど高額なギャラが見込める媒体を得るためのイメージ作りを事務所を上げて取り組んでいました。
ところで、今でこそネットのあちこちに転がっている本人映像・画像ですが、当時は雑誌を買うか、ブロマイドを買うか、テレビ出演番組を必死でチェックするかしかありません。
ちなみにブロマイドは浅草のマルベル堂が有名ですが、どんなスターもマルベル堂で専属のカメラマンに撮ってもらっていた、というのがいいですね。
そしてブロマイドの売り上げが 人気のバロメーターになっていた、確かに芸能ニュースでも紹介の中で「ブロマイド売り上げが１位で・・・」のようなフレーズはありました。
もちろん南沙織もデビュー早々１位になっています。
そう言えば当時はイベントやコンサートにカメラ持ち込み自由でしたから、生写真撮りましたね。
もっとも当時の子供が持てるカメラの性能では満足のいく写真は撮れませんでしたけどね。
ステージの照明も今ほど明るくなかったし。
