次に作曲に関して。
たくさんの曲を聴き、コード進行やテンポ、音階を分析し、それらをアレンジすれば一曲それなりの楽曲を作ることは出来るでしょう。
しかし、それならばこれらの経験や過去のヒット曲、データを各自アレンジして名曲が生まれるか、論理的に思考して組み立てられるか、あるいはコンピューターに打ち込めばヒット曲が生まれるかというと残念ながらそうではありません。
そこには泉というより、才能が関与してきます。
完全に同じメロを使う作曲は論外ですがヒット曲や名曲を分析して、というより、ここではやはり好きで(自然と)聴き込んで、(自然と)似て非なるヒットする新曲が出来上がる事例はありますが、それは泉に少し似たその人が持ち合わせた才能なのです。
音楽理論や言語を知り、語る人の多くも、評論家にはなれますが、ヒットメーカーにはなれません。
ヒット曲を創ってきたソングライターを振り返ってみると楽譜を読めない人が結構多い。
音楽用語を知っていても使いこなしていてもヒットメーカーとはあまり関係がないんです。