それが時代とともに変わってきました。
何故か。
「鉄腕アトム」から始まった長編連続アニメの魅力にハマった子供たちが成長し、その頃観ていたアニメの主題歌を酒の席で歌ったり懐かしむ風潮に。
そこに同じように育ったディレクター、プロデューサが所属するテレビがノッかり、アニメソングの特番を作り始めました。
番組に出る人たちの発言、その中にはヴィジュアルが素敵な人も出始めて、も 「うんうん。そうそう」 と肯定的にとらえられ、オタク(と呼ばれていた人たち)が表舞台に出てくることになったのです。
さらに詳しい人や歌の上手い人は脚光を浴びるようになりました。
世間も「オタクは暗いかもしれないが表に出て良い」 → 「オタクは一つの生き方だ」のように変わっていき、アニメソングとその映像が一般の人の目に触れる機会が飛躍的に増えました。
このこともボカロを聴く土壌を耕すこととなったのです。