約30年音楽ビジネスに関わっています。
メーカーのディレクター、プロデューサーから始まり、ライブの海外コーディネート、ライブ演出家のブレーン、作詞、音楽配信などなど。
この間世の中はめまぐるしく変化していきました。
音楽の世界も例外ではありません。
一番大きい変化は楽曲の提供がノンパッケージになったことでしょう。
私が大学生の頃音楽を聴く媒体は主にカセットとレコード(我ら通称黒板)でした。
そこへCDというメディアが現れ、カセットに変わるMDも登場します。
いわゆるデジタル化です。
とはいうもののまだ音楽はメディア(固体)に収録され、それを再生するプレーヤーが必要でした。
映像も音楽には必要性が高まり、ビデオテープに変わるものとしてレーザーディスク、VHDというメディアが現れます。
レーザーディスクは大判のCDのような形態で非接触型でしたがまだアナログ。
ちなみに我が家にはレーザーディスクプレーヤーも現役で存在します。
VHDはレコード版のように針で映像と音を読み取る方式でした。
この二つのメディアは大きくパイオニア(LD)陣営とビクター(VHD)陣営に分かれ熾烈な市場抗争を繰り広げましたがレーザーディスクに軍配が上がりました。
(音、映像ともにその他のものもありますが代表的なものとして挙げています)