もちろん音楽を作る側にも大きな変化がありました。
やはりデジタル化です。
その昔はアレンジャーの作ってきたプリプロに沿ってミュージシャンが各トラックに本物の音を演奏してくれました。
いわゆる差し替え。
MIXの際にはNEVEの48chコンソール卓をエンジニアが髪の毛一本幅レベルでフェーダーの上げ下げをしてくレました。
部分録り直しは、パンチイン、アウトの早技をアシスタント君が披露してくれたものです。
仕上げも含めJBLスピーカーでチェックしました。(小さいスピーカーでもチェックしましたが)
1曲おおよそ200万円。
アルバム1枚2,000万円くらいが相場でした。
今は音楽の作り方やこだわりにもよりますが、ご存知のように自分1人でオケを作り、歌入れをして1曲完成させることも可能です。
まるで文字のフォントを買うように自分好みの音源を手に入れてオケを完成させます。
昔でいうプリプロがもはや本ちゃんとなります。
誰一人としてミュージシャンやエンジニアを必要としません。
一人で作る場合ハードキャッシュも出ていきませんね。
チェックもヘッドフォン、スマホスピーカーetc.
大雑把に音楽にまつわる変化を書きました。
さて、この流れの中で音楽業界、音楽ビジネスはどう変わっていったのでしょうか。