音楽とビジネス Vol.4

レコード会社やプロダクションはどうか。

媒体が変わるごとに同じ曲でもリニューアル販売して利益を得ていました。

実はここで大きいのは第一にレコードやCDの媒体です。
大手レコード会社は自社で媒体を作る工場を持っていました。
いわゆる社内費でもあります。
支払う印税を差し引いても残りの利益はデカイのです。

第二に原盤。
音楽を完成させるのに必要なお金はレコード会社が持つというのが普通でした。
80年代後半アルバムを作る原盤として1,000万円位以上は普通でした。
  (小さいプロダクションや新人アーティストはなかなか支払えない金額ということもありました)

ただ原盤を持つということはリクープした後は各種印税以外は利益ということになり利幅がデカくなります。
(レコード会社はもちろん結果売れなかった音楽にも原盤制作費を支払っていたわけなのでリスクもありました)
 
ポニーキャニオンは「およげ! たいやきくん」ビル。
 東芝EMIは「ルビーの指輪」ビルと呼ばれていたのもそれだけ利益率が良かったからです。

 もちろん売れたら! の話ですが。